冬の朝、いつもよりも通学路が伸びてしまうのは、この霜柱のせいでした。
霜が降りると、溶けてしまう(死んでしまう)植物がいます。そのため、実際に植物を育てる際にはそれらの最低気温を調べておくことが大切です。
そこで、今回は弊社のお預かりサービスで頻繁に出張している東京(23区)と、弊社の地域の最低気温について調べてみます。
ほんとにお隣?最低気温
気象庁のデータを基に制作した「2地点における直近10年間の月ごとの最低気温」の表です。※1(表の制作が3月の為、3月は9年分)※2(弊社は千葉県印西市に本拠地にしているがデータの関係上、付近で似ている気候の成田市を参考にしました。)
観葉植物の中でも耐寒性のある種の最低気温は0~3℃です。それを考慮すると、2地点とも少なくとも12月迄に越冬の準備は終わらせておいたほうが良いことが明確です。(暖かい室内ならOK!)
又、2地点の各月の平均を見てみると、すべての月で成田が東京の最低気温が下回っていることがわかります。
さらに、それらの差は約4℃もありました。千葉では温室が必要なのに、東京では道路脇に置いてあっても越冬していまう理由がわかります。
霜の初日と末日
最低気温を調べていく中で、霜の降り始めと降り終わりのデータがありました。それをまとめたのが上の図です。(1991年~2010年の参考値)(東京都は23区、千葉県は千葉市)
図から、大きな特徴としては1か月半程、千葉市の方が霜の初日が早く、霜の末日が遅いことがわかります。
もし、東京から千葉の方面に引っ越しなどしてくる際には、上記の情報を踏まえた温度管理が必要になってくるかもしれません。(千葉に限らず)
冬の返却
冬季に植木を返却する際に、例年では葉が出ている場合でも紅葉をしていたり地表面がなかったりします。前述したとおり、都内と弊社では4℃差があります。また、都内のお客さまのほとんどがマンションに住まわれていますので構造上、気温が観測したのより高くなります(気密性や蓄熱量etc.)。そのため、通年の冬の姿ではないお返しとなります。
温室の環境
弊社には温室を完備しており、お預かりした植物の最低気温に適した場所で管理しています。また、日当たりが良く風通しの良い圃場もございます。
(SNSを見ていただければ、幸いです...)
マンションの大規模修繕・長期出張・旅行などの際にぜひ弊社のお預かりサービスをご利用ください!
有限会社グリーンガーデン
住所:千葉県印西市和泉971
電話番号:0476-42-5267
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